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「奇跡の地球物語」 海の森〜カリフォルニア沿岸の宝石 (日本で放送された番組)

Category : そのほか
昨日、日本のテレビ番組でモントレー湾が紹介されたらしいのですが、その記事がHPに載っていたので、転載。(※転載許可は担当者に確認中です。文章はそのまま引用し改変していません。万が一削除依頼があった場合すぐにこのページを削除します。もとのページはこちら→ ☆テレビ朝日 奇跡の地球物語 )


この記事を読むだけでも、どんな番組だったのかイメージできそう。私が大学生の頃にはじめてテレビ番組でモントレー湾のジャイアントケルプの特集を観たときのイメージが思い出されます。

また近々、モントレー湾に出かけたいと思います。


~~~~~~ 以下 番組HP より 引用 ~~~~~~~~~~~~

Monterey    Monterey



#108 2012.1.22

海の森~カリフォルニア沿岸の宝石


アメリカ西海岸、モントレー──。

この海には世界にも類を見ない豊かな生態系が広がっている。

少なくとも33種類の哺乳類、94種類の鳥類、345種類の魚類が確認されているという、生命の楽園。

彼らを支えているのが、モントレー湾に群生する世界最大の海藻、ジャイアントケルプだ。

エメラルドグリーンに輝くジャイアントケルプの森──そこはまさに神秘の世界。

海洋生物の楽園、モントレー湾に息づく命の輝きを見つめる。




<モントレー湾の森>

サンフランシスコから南へおよそ200km──カリフォルニア州、モントレー。

アメリカ最大の海洋保護区にも指定されている、生物学的にも貴重な海がそこに広がる。

湾内をボートで進むと、陸からすぐそばの波間にプカプカと体を浮かべる、愛くるしい生き物の姿があった。

ラッコだ。
ここモントレー湾は世界でも有数のラッコ生息地として知られている。その数およそ2700頭。

水中には、まるで鳥のように泳ぐカリフォルニアアシカの姿。

秋から冬にかけては、近海に暮らすオスたちも餌を求めてやって来るため、水中はより賑やかさを増す。

ゼニガタアザラシにも頻繁に会うことができる。その可愛らしい表情は海の中でも変わらない。

他にもイルカやクジラなど、多様な海洋生物がここモントレー湾で暮らしている。

何故、モントレー湾にはこれほどまでに多くの生き物たちが集まるのだろうか?



謎を解くカギは海の中に存在した。海底に広がるジャイアントケルプの森。

ジャイアントケルプはコンブの仲間。

成長が早いのが特徴で、冷たい水と豊富な栄養があれば、1日30cm以上育つこともあるという。

長さは平均30m。中には70mにまで達するものもあるという。

これほど大きな海藻は他に存在しない。
では何故、ジャイアントケルプは自らの体を巨大化させたのだろう?



ジャイアントケルプが地球上に誕生した頃、浅瀬にはすでに他の植物が生育していた。

そこでジャイアントケルプは、自らが生育する場をより深い海底に広げていった。

しかし、深い海底は光が届きにくい。

一般的に海藻は光合成によってエネルギーを摂取する。深い海底で光を得るにはどうしたらよいのか?

彼らは光が届くところまで体を成長させるという戦略を選んだ。

そして体の構造を全てそのために適応させ、驚くべき機能まで獲得した。



ジャイアントケルプは4つの部位に分けられる。「仮根」「茎」「葉」そして「浮き袋」。

海藻はいわゆる根から水分などを摂る機能を持たないため、土台の部分は「仮根」と呼ぶ。

波に流されないよう、岩盤にしっかりとしがみついている。

仮根の上にあるのが茎。茎は葉が光合成をしやすいようにするため上に向かって伸びている。

ジャイアントケルプが樹木の幹のように体を硬くしなかったのは、様々な方向から押し寄せる波に耐えられるようにするための工夫だった。

しっかりとした土台と柔らかい茎を得たことで、激しい波に負けることなく成長できるのだ。

そして葉の付け根にある黄色い袋のようなもの。実はこれが「浮き袋」と呼ばれる部位。

この浮き袋こそジャイアントケルプが持つ最大の特徴だ。

浮き袋の中には空気によく似た気体が入っている。

その役割はジャイアントケルプの葉を太陽の光が届く水面近くまで浮かび上がらせること。

ジャイアントケルプは浮き袋の浮力によって茎を押し上げ、葉が光合成をより行いやすい場所へと伸びていくことに成功したのだ。深い海で生きるための驚くべき知恵。

さらに葉には裏表がなく、どちら側でも光合成ができる。

海の中で揺られながら生きるジャイアントケルプは非常に効率的な戦略を選んだのだ。



胞子を作る繁殖用の葉は海底近くに存在する。ここから何百万という胞子が海中に広がり、岩に着生する。

そこで胞子は発芽して数mm程度のとても小さなオスとメスの体をつくり、それぞれの精子と卵子が受精する。

そして、カリフォルニアの強い光を浴びてグングン伸び、やがて広大な森へと成長していくのだ。

たくさんの太陽光線を獲得するためにその体を適応させ、生きるための機能を獲得していったジャイアントケルプ。

競争相手よりも上に出て水面を広い範囲で覆うという方法で、今日まで命を繋いできた。

海中に林立するジャイアントケルプの森は、カテドラル──大聖堂と形容されることがある。

そこはまさに神秘の世界。

モントレー、そこは多彩な命がこだまする、海洋生物の楽園なのである。






<ケルプの森の住人たち>

モントレー湾とその保護区には多種多様な生き物が棲んでいる。

ブルーロックフィッシュは岩礁地帯に生息するロックフィッシュの仲間。

ケルプの森は魚たちの絶好の隠れ家でもある。

ヨツハモガニの仲間はケルプにしがみつきながら、天敵の目を欺くため、ケルプの一部を切り取って体に貼り付け擬態する。

カニの仲間のデコレータークラブは、デコレーターの名の通り、周りにある藻や海草で身体を飾り、カモフラージュしている。海底の岩と見事に同化しているように見える。

カジカの仲間、キャベゾンはケルプの根に産卵する。

ジャイアントケルプの根は網の目のようになっているので産みつけた卵が流されにくい。

この小さな命もまた、ケルプの恩恵を受けているのだ。

強力な吸着力をもつ複数の腕でしっかりと岩にしがみつく、ニチリンヒトデの仲間。

他にもイソギンチャクの仲間、サンゴの仲間、貝の仲間、クラゲの仲間など、たくさんの生物に出会える海。

モントレー湾の海底は、まさに自然の美術館だ。



小さな生き物を餌にする動物たちも集まってくる。

イルカの仲間のセミイルカ。背びれが無い彼らはその綺麗なシルエットから背中が美しい「背美」イルカと名付けられた。

人前に姿を現すのは非常に珍しいことだという。

イルカを含め、ラッコ、アシカ、アザラシなど海生ほ乳類にとっての天敵がこの海の近くにも生息している。

サメやシャチだ。

しかし、ジャイアントケルプの森はこの強敵からも住人たちを守ってくれる。

森が捕食者の視界を遮る役目を果たしてくれるのだ。

また、仮に発見されたとしても、サメやシャチはケルプの森を自由に泳ぐことが困難なため、捕食されにくいのだという。

ジャイアントケルプの森は、まさに命のゆりかごなのだ。



ケルプは周辺に生きる魚や生物たちの生息地として役立っているだけではなく、彼らに餌も供給している。

命を失ったケルプの残骸は、やがてこの海の養分になっていくのだ。

豊かな生態系はジャイアントケルプが育てていると言っても過言ではない。

そして、この豊かな大自然が、人間の住む街のすぐ近くに存在しているのだ。

モントレー湾、そこはまさに、カリフォルニア沿岸の宝石。





<栄養豊富な海>

多彩な命を包み込むジャイアントケルプ。豊かなケルプの森は何故、モントレー湾に群生しているのか?

一つはモントレー湾の海底に硬い岩盤が広がっているため。
ケルプが根を張るのに適しているのだ。
そして、もう一つの理由、それが巨大な海底峡谷。

全長およそ470km、幅12km、深さは最大1700mにも及ぶ。

その大きさと複雑な地形は、まさに海底のグランドキャニオンとも呼べるほど。

海底峡谷の歴史はおよそ2000万年前から始まる。

まず大きな地殻変動によって、沖の海底が沈下し、峡谷の原形が造られた。

時を経て、およそ200万年前の氷河期、海面は下がり、北アメリカ大陸の広い範囲が氷河に覆われた。

現在のモントレー湾の大部分がこの時、陸地だった。やがて氷が溶け、海水面が上昇。

川だった場所も海中に沈み、そこが長い年月をかけて侵食されていったと考えられている。

そして、この峡谷が栄養豊富な海水を運んでくれるのだという。

冬になるとカリフォルニアでは、北風、海流、地球の自転などの影響によって、海水の表層面が沖に向かって移動する。

この現象により、深層の冷たく栄養豊富な水が峡谷の斜面に沿い、長い年月をかけて上昇する。

海洋深層水だ──海洋深層水には無機栄養塩類が豊富に含まれていてケルプの成長を促しているのだ。

この深層から上がってきた栄養豊富な海水域では、大量の植物プランクトンが増殖し、それを餌にする動物プランクトンも増え、さらにそれを食べる魚たちもやって来る。

そしてアシカ、アザラシ、ラッコなど動物たちも集まり、豊かな生態系が形成される。

モントレー湾はケルプと海洋深層水に支えられていたのだ。



およそ2000万年もの歳月をかけて形成された海底の峡谷。

そこから立ち昇る水の流れが世界に類を見ない豊かな生態系を創り出した。

そして、神秘に満ちたケルプの森を育んできた。

ジャイアントケルプの森が広がるモントレー湾。

そこは、地球が生み出した類い希な海。

そこはまさに生命の楽園と呼ぶべき、奇跡の海。





<今週の出演者>
海洋生物学者 スティーブ・ロンハート氏


~~~~~~~~~~ 以上 転載 ~~~~~~~~~~~~~


野生動物や自然が大好きな私にとって、読んでいるだけでワクワクしてきてしまいます。


Comment

4. Re:あら

>みおぼんさん

みおぼんさんも海、宇宙好きとは!宇宙のことはブログで拝見していましたが・・・
私も宇宙、海大好きで、高校生の頃縁あって、ロシア(当時ソビエト)の宇宙開発センターへ訪問させてもらってミールの原寸大モックアップに乗らせてもらったり、宇宙飛行士さんとお話しする機会をいただいたり、それはもう本当にかなりの天文、宇宙大好き少女でした。海は・・・日本にいる頃ダイブマスターをとるまで(プロのスキューバライセンス)頑張っちゃったくらい海好き・・・
いつかゆっくり海のことや宇宙のこと話せるときがくるといいですね!

でもでも、ビクトリア港でダイビングだと、これは絶対もうドライスーツじゃないと無理ですよね。寒そう・・・

3. あら

この記事見逃していました~(汗)!

私も特に海や宇宙関連は大好きなので、こういうのも興味があって日本ではよく観ていました。

ジャイアントケルプの森というと、すぐに思い出すのがオーストラリア(タスマニア島の近くだったかは忘れてしまいましたが…)の海ですー。
確かそこは青い海ではなくて赤い海だったんですよ、インパクトがあって記憶に残っています。
ビクトリアの港付近にもジャイアントかはわかりませんが(笑)、ケルプの森…というか林?(苦笑)並みに繁殖しているのを昨年の夏見つけました。←ダイビングスポットでもあるようで、数人ダイバー達を見かけました。
ゆらゆらしていて、その様子をじーっと見つめていると、すごく不思議な感覚に陥ります。

カリフォルニアの海の中もワンダーランドですね!
他の海洋動物達も好きなので観たいなぁ~と思いました☆

2. Re:無題

>コアラ♫さん

ほんと、私この番組観たかったです・・・残念ながらこちらからは観られず。でも、どうも、2月はカリフォルニアのカーメル、3月はモントレーのラッコの特集という話を聞いたので、ぜひそちら観られたら観てみてくださいね。

私も以前、スキューバダイビングしていましたよ。ウェットでもドライでもやっていました。日本だとドライの時期が長いですね^^;
ダイブマスターというところまで頑張って資格とってやっていたんですが、今はもうご隠居。もっぱら水族館でお魚を眺めるばかりです。
水族館や動物園での仕事あこがれますね~。

1. 無題

うわぁ~っ…、読んでいるだけで想像が広がるわぁ~♪
ワタシもオオカミさんも自然が大好き、オオカミさんはドライスーツでダイビングをするのですが、リタイアしたら水族館か動物園で仕事がしたいと言ってるくらい自然が大好き♪
ワタシもコレを読ませていただいてウットリ妄想世界が広がりました♪
シェアしてくださり、どうもありがとうぅぅ~♥ウフフ♫
非公開コメント

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